2004年12月27日

多言語話者(ポリグロット)入門

多言語話者入門
数ヶ国語を話せる人は,いったいどうやってそうなったのか!?それを調査するための資料リンクです。自由に調査してください。そして,彼らの共通する要素など,何か発見されましたら,ぜひ知識を共有しましょう!

・マジックナンバーは7。7ヶ国語を超えると習得が楽になる(らしい)。
・「ネイティブのように」すべてを話せるわけではない。自分の意思を伝達できる程度,というのもカウントされている。
・ある程度の言語を習得すると,新たに出くわした言語であっても,10分〜15分,しばらく耳をすませていると,話せるようになる。

などなど……。

クリックすると,Googleに飛びます。

50ヶ国語話せた人々(記録保持者)

Ziad Fazah
Giuseppe Gaspardo Mezzofanti
Sir John Bowring
Kenneth Hale

40ヶ国語〜
Georges Dumezil
William James Sidis
Ferenc Kemény

30ヶ国語〜
H. K. Freher
Rasmus Christian Rask

20ヶ国語〜
Richard Francis Burton
William Jones
Géza Képes
Mithridates
Dr. José Rizal
Pico della Mirandola
Kevin Golden
Taneda Teruyoto

***追記:2005/4 この方、種田輝豊氏らしい。『20ヵ国語ペラペラ』という本の著者。
くわしくはこちら。
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E7%A8%AE%E7%94%B0%E8%BC%9D%E8%B1%8A&num=50
*****

10ヶ国語〜
Joao Guimaraes Rosa
James Joyce
(この人は日本でも有名だ……。)
Anthony Burgess
Niels Ege
Narsimha Rao
Sándor Korösi Csoma
Kató Lomb
Andrew Sugár
Ármin Vámbéry
Comenius
J.R.R. Tolkien
Jean-François Champollion
Heinrich Schliemann(シュリーマン)

ではこの辺で……。

ちなみにこの方も忘れてはいけないかな。

40ヶ国語習得法
新名美次さん

この方についてはまた改めてリポートしたいと思っています。
posted by Dr.R at 10:43| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(4) | 言語習得の実例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして! micchyと申します。
貴方の言語研究の徹底ぶりに、私は足元にも及びませんが、私も実は、5年前から、
語学にはまっていまして、英語、伊語、西語、砲語、仏語、独語、露語、中国語、広東語、
韓国語、アラビア語など、NHKの語学講座や、教材などで、趣味の範囲内という感じではありますが、多言語を身につけようとしているものです。
英検3級はとったんですが、後はまだ受験していません。
どうせなら、3級の実力ができてから、挑戦したいと思いますけど、砲語、露語、アラビア語、韓国語は、ほかにくらべてまだ挨拶程度しかできません。
今度受けるとしたら、伊語、仏語あたりかなあと思っております。

言語の周波数という話をご存知ですか?もうすでにお知りでしたらごめんなさい。
それによると、特に日本人は日本語の周波数にしかなれてないため、他の言語の周波数を聞いても、ちゃんと聞き取れなかったりする理由がここにあるというのです。
日本語は周波数がかなり低くて狭く、それに比べて英語は高く、日本語と重なりもしないそうです。それにたいして米語は英語に比べて低く、英語よりは日本語の周波数に重なるぶぶんがあるため、米語のほうが日本人には聞き取りやすいそうです。
要するに、耳を慣らしていく必要があり、言語のシャワーを浴びることが大事というわけです。
くわしくはこちら
http://www.glocom.ac.jp/project/chijo/2001_07/2001_07_26.html
http://begin.bbzone.net/column/column02.html
Posted by micchy at 2005年01月17日 19:49
興味深いお話,どうもありがとうございました!
確かに,その言語特有の音,というのはありますよね。
ただ,この理論の“周波数が聞き取れない”というのはあんまり納得言ってないんです。個人的には。
中学,高校と放送部にいたのですが,そのころは先輩といっしょになって,“今の音はどれくらいの周波数か”ゲームというのを,スペアナという周波数表示装置?を使ってしていました。
すべての周波数が含まれている音を“ピンクノイズ”と確か言ったと思います……。

毎日の生活の中ではあらゆる周波数を耳にしているはずなので,上記のお話は,“言語音として認識していない”ということなのかな,とも思っているのですが。



Posted by Dr.R at 2005年03月06日 22:24
初めまして。語学には興味あり英語などぺらぺらしゃべれたらいいなと思いつつ何十年たつやら・・。
そんなとき、”『20ヵ国語ペラペラ』”の本を知りました。ぜひ読んでみたく思うのですがすでに絶版。
だれかこの本の情報やお譲りできる方いらっしゃったら御願いします。

すみません、初めてでこんな書き込みで。上記の本探していたらこのブログが検索できたので。
申しわけありませんがよろしく御願いします。
Posted by マツモト at 2005年10月10日 23:51
はじめまして。日本語教師をしているものですが、「話せる」とはどういうことを定義しておられるのですか?わたし、マレーシアに在住していますが、よく「マレー語話せるの?」といわれて、「話せない」と返しているのですが、買い物ぐらいなら、マレー語でできるのです。しかし、それだけなのでやっぱり話せないのだと思います。「〜か国語話せる」という場合、一番のネックは、「話せるとはどういうことか」ですよね?いかがでしょうか?興味あります。
Posted by ぼれぼれ at 2013年04月01日 10:11
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☆趣味の語学☆
Excerpt: 最近徹底的に言語だけを研究している人のブログを見た。 私なんか、足元にも及ばないほどの徹底ぶり。 ほんとに感心してしまった。 だからといって、自分も徹底しようとはおもわないけど。 ただ単に面白いからや..
Weblog: WAKU-WAKU-AC-blog
Tracked: 2005-01-17 20:33

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Tracked: 2005-01-17 20:36

マジックナンバーは7
Excerpt: 時々、「ばぁちゃんはたくさん言語が話せるから、新しい言語をやるときも楽でしょう」とか言われることがある。でも、いつもそういわれて「まぁ、ある程度そうなのかもしれないけど、それほど実感がないんだけど??..
Weblog: baa.tagengo.com
Tracked: 2005-01-30 17:54

暗記
Excerpt:  学生の時に、強烈なinspirationを頂いた本の紹介。 (affiliate linkは写真がないので、詳しくは右のamazonので見て下さい。) ・筆者がどうやって40ヶ国語も習得した..
Weblog: CPA in brief
Tracked: 2005-05-11 13:06
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